日々ムダ毛との闘い

春一番が早々に吹き荒れ、もうすぐ待ちに待った春が訪れる。
ポカポカ陽気に心が踊る一方で、ウールのコートからトレンチコートへと薄着への夢が広がる。
そんな浮かれ気分と同時に冬眠していたムダ毛処理という憂鬱な足音がすぐそばまで聞こえてくる。
毎日毎日生えてくるムダ毛を毎日毎日カミソリで削ぎ落としていく。

自分との闘いが始まるのである。
毎日の闘いはとてもめんどうでやっかいで、何年も女をしているとうんざりでたまらない。
しかも闘いには限界がある。手が届かなくて無理な体勢により首を痛めたり筋をひねったり、肌が弱くカミソリ負けで肌荒れを起こしたり、剃り残しがあったり。

毎日の闘いは体への負担が大きい一方、毛をより一層濃く、太くさせるという話も耳にする。
この闘いは必要なのか?と自分に問いかける。

じゃぁ、試合放棄をするのかと言えばどうだ。毛ボーボーで人前に出る勇気はあるのか?
いや、そんな勇気はあるわけない。まだ女捨ててない。全身脱毛するお金もない。
結果、戦場へ舞い戻っているのである。女って大変だ。